絵画教室　レッスン紹介

絵画教室　担当の山口です。

この絵画教室を担当するに当り、まずは私の生い立ちからご紹介していこうと思います。

私は、4歳の時に大病を患い、生死を彷徨ったことがあります。

幼稚園、保育園に通う時期に就学できず、自宅で待機していました。 まだ蒸気機関車が主流の頃、九州の宮崎では、観光人気の地として日南海岸から鹿児島の志布志までの線路を拡張する動きがありました。

私が生まれ育った町は、山に囲まれた盆地で自動車も、未だあまり普及してない時代で、未だ牛馬が、農業、林業での主流の活躍の場でした。 宮崎の中心地に近い青島の日南海岸海に出るまでの交通手段は、当時は、バスで行くルートしかなく時間も相当、掛かっていました。

そういう背景から海側から山を切り開いて行く長いトンネルを開通させるという大型工事が始まった時期でした。 工事関係者が続々と、町に住み着き、多くのトロッコ列車で掘り起こした岩や土を運ぶ光景は、幼少の私には、強烈なインパクトがありました。

当時、住んでいた私の家は高台にあり目の前に山がそびえ立ち工事現場を見下ろす位置にあり、その4歳の頃の家の窓ガラスは、今の透明ガラスだけでなく目隠し的に灰色のすりガラスが主流でした。

就学してないので、いつもその工事している光景を見ながら、いつの間にか姉が使っていた鉛筆でスケッチしていました。 帰宅した父が、その描いたイタズラ描きの絵を見て「ひょっとして、この子は、絵を描かせたら、天才になるかもしれん！」と思いつき当時絶頂の人気全盛期の大相撲の横綱大鵬と対戦の取り組みのシーンやプロレスラーのヒーロー力道山とミスターXとの対戦シーンなどをクレヨンで描かされていたことが記憶にあります。

その描いた絵画を父が積極的に新聞社に投稿をしていたため掲載されることも多くなり小さな町ですので有名になったようです。褒められると、ドンドン乗ってきますので時間さえあれば、ご飯の時間も忘れるぐらい無我夢中で描いていたようです。

知らず知らずに、絵画に対しては、誰にも負けたくない気持ちが強くなり高校生の頃には洋画ブームが全盛で、人気の映画、ゴッドファーザー、荒野の七人等ポスターや主人公を模写して投稿した絵がロードショーに掲載されて益々、意欲が湧き高校2年生の夏にアルバイトをしながら大阪の美術セミナーに参加していました。

その後、東京へ上京して一度は美大受験も視野に彫刻デッサンなどを夜の予備校で通っていましたが自分のレベルに気付き、ここ東京では、普通であることを認識するようになり受験も諦め徐々に、絵画の世界から遠のく生活をしていました。　

しかし、23歳のある時、青年男子雑誌、平凡パンチやプレイボーイなどの追随して発刊されたGOROの掲載記事に劇画塾生募集という記事が目に止まりダメで元々という気持ちで応募しましたら合格の通知が届き、劇画の世界も面白いかもしれないと、子連れ狼の原作者小池一夫氏の村塾第1期生として入塾しました。同期には、めぞん一刻の高橋留美子氏は同期です。

その後、アニメーションの世界に、主な作品は、家なき子、宝島、未来少年コナン後にルパン３世パート2の背景として担当していました。

しかしまた挫折して業界を去り、絵画の世界から離れ40年以上が経ちました。 どうしても、自分のやりたかったことは、何かという問いに今だからこそ数々の経験を糧に絵の伝道師として生涯を通して子供から大人までの潜在能力を引き出しするアドバイスと 幅広く楽しくもあり目から鱗がおちる絵画の世界を気付いて欲しい広げていきたい、目指して行くという決意で今に至っています。

(絵画教室　小学生の部)
色鉛筆、パステル、クレヨンなどの道具の使い方から
水彩画に発展するまでの道具の特徴と違いをマスターして
幅広いジャンルを描いて楽しさ、上達した自分の変化を味わってもらいます。

(絵画教室　大人の部)
主に写真を元に風景画、人物画、動物画、静物画など
水彩画を中心に時には、色鉛筆、パステル画など変化に富んだ
技法を優しく『目から鱗がおちる技』を伝授します。