落語教室　レッスン紹介

　小学生の頃からお笑い好きで、特に漫才やコミカルバンドが出て来る番組をよく見ていた。
で、落語は嫌い。理由は、着物を着て座布団に座りおしゃべりするのがとても地味に感じたから。それが高校2年の時にテレビを見ていて、何も見たい番組が無く、仕方なく落語番組を見ていたら、気が付いたら大笑いしている自分が居たのです。それから落語の面白さに嵌まり、落語番組をチェックしては見るようになり益々落語の虜になり、落語家になりたいと思うようになったが、地方在住の私、とてもとても落語家にはなれないと思っていた。

それが昭和４８年の春、大学進学の為に上京し、月に２回、新宿末廣亭に通うようになり、最前列に陣取り開演から終演まで聴いて遂に「落語家になる！」と決意。しかし立場は大学１年生、中退してなろうとすると親に反対され（当たり前）、それでも落語家への夢は諦め切れず、半年掛けて説得、「大学は辞めるな」、「大学は４年で卒業すること」、「卒業後は仕送りはしない」という条件付きで、大学２年の６月に師匠、桂米丸に入門、学生と落語家の二足のワラジでスタートしました。あっ、それと、卒業後は仕送り無しという事なので、夜は新宿のホテルで皿洗いのアルバイトを大学３年までやり、お金を貯め、大学４年の時には３年までで単位は取っていたので寄席で前座修行のスタートと相成りました。
しかし、その頃の私は上がり症、人前に出るとドキドキして早口でしゃべるから笑ってもらえる訳がない。慣れるまでに相当時間が掛かった。

で、慣れて来たら今度は「笑ってもらう噺のテクニック」。これが「習うより慣れろ」で、人前で何度も何度もおしゃべりして、話し方、噺の間の取り方を勉強してだんだん覚えていく…のだが、これがなかなかそう簡単ではなく、奥行きが深い。

今年で芸歴49年、６８才、落語のむずかしさを改めて知り、落語の素晴らしさを知り…。
誰でも話す事は出来る、しかし面白い話をするのは誰でも、という訳には行かない。この落語教室で、落語を学んで話し上手な人に、落語を学んで面白い話が出来るような人にアナタもなりませんか？マンツーマンで親切丁寧に、楽しくやって行きましょう！又、何かご希望があれば何なりと。よろしくお願いします。